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ワタリガニ(ガザミ)の食べ方・むきかた?締め方と臭み取り

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ワタリガニ(ガザミ)の食べ方・むきかた?締め方と臭み取り
 

船釣りや堤防でワタリガニ(ガザミ)が泳いでいる姿を見たことはありますか?

網で簡単にすくえてゲットすることができます。

ワタリガニを持ち帰ったものの、「どう調理すればいいの?」と悩んだことはありませんか?

この記事では、ワタリガニの持ち帰り方や、締め方から臭みを抑える下処理、むき方まで解説します。

あなたもワタリガニ調理の達人になって、釣りの喜びを食卓の感動へと繋げてみませんか?

 
 

そもそもワタリガニ(ガザミ)とは?どんなカニ?

そもそもワタリガニ(ガザミ)とは?どんなカニ?

ワタリガニとは、ワタリガニ科の総称であり「ガザミ」などの遊泳に適した特徴的な脚を持つカニの仲間です。

日本沿岸にも様々な種類が生息しており、食用としても非常に美味しく、釣り人にとっても魅力的なターゲットです。

その生態や種類を知ることで、より効果的な釣りができるようになり、ワタリガニの美味しさを最大限に引き出すことができるでしょう。

 

ワタリガニアイコン生態と特徴

生態と特徴

ワタリガニは、十脚目ワタリガニ科に属するカニの総称です。

はさまれるとケガをする「カニハサミ」から、これを短くして「ガザミ」と名付けられました。

平たい甲羅と、ボートのオールのような形をした一番後ろの脚(遊泳脚)を使って泳ぐのが得意なカニです。

甲幅 大型は15cmを超える
甲羅 横長の六角形で左右に大きなとげ
分布 北海道南部以南~九州
生息域 沿岸の砂泥底
食性 甲殻類、貝類、プランクトン など
特徴 ハサミは強靱で強い
漢字 渡蟹、蝤蛑
地方名 ガンツ、ガネ、ヒシガニ など
 

ワタリガニアイコンタイワンガザミとの違い

タイワンガザミとの違い

ワタリガニ(ガザミ)とタイワンガザミは、甲羅の色や模様で見分けるのが最も簡単で確実です。

タイワンガザミは南方系のカニですが、最近は広い範囲で見かけるようになりました。​

味に大きな違いはなく、どちらも非常に美味しいカニであることに変わりはありません。

 
ワタリガニ(ガザミ) タイワンガザミ
分類 ガザミ属ガザミ種 ガザミ属タイワンガザミ種
甲幅 大型は15cmを超える 大型は15cmを超える
甲羅 黄褐色に白い模様 濃い藍色に白い水玉模様
ハサミのトゲ 4本 3本
甲前の縁 3本のトゲ 4本のトゲ
漢字 蝤蛑 台湾蝤蛑
 

ワタリガニアイコン持ち帰り方

持ち帰り方
 

ワタリガニを安全かつ鮮度良く持ち帰るには、ハサミを輪ゴムで縛るのが有効です。

共食いや自傷(自切)、クーラー内での暴れによる破損を防ぐため、必ず釣った直後に処置することが大切です。​

クーラーに、海水をカニの口ほどまで入れてエアーポンプを効かすと活けの状態で持ち帰れます。

 ワタリガニ(ガザミ)の食べ方 目次へ戻る

ワタリガニ(ガザミ)の食べ方とむきかた?臭み取り

ワタリガニ(ガザミ)の食べ方とむきかた?臭み取り

活けのワタリガニは、下処理時に締める必要があります。

野締めや、生きたまま加熱したりすると、自分の脚を切り離す「自切」という行動で、脚やハサミがバラバラにをなることがあります。

そのため、下処理の第一歩ととして、確実にワタリガニを締めてしまいます。

 ワタリガニの捌き方と茹で方

銀座渡利様

ワタリガニアイコン締め方・臭み取り

締め方・臭み取り

ワタリガニの締め方は、裏返したカニを出刃包丁でフンドシ手前から口までを断ち切ります。

もしくは、金串やアイスピックで口からフンドシまで刺し入れて、腹部を引っかくようなイメージで金串を抜き取ります。

どちらでも、ワタリガニの脚が、ピクピクと痙攣を起こせば締めは成功です。

近畿釣り情報hiro 渡蟹好き人間

自切で脚が外れるので、躊躇せず一気に締めてしまいます

ワタリガニの臭み取りは、汚れを落とす洗浄です。

甲羅や脚をタワシでこすって汚れを落とします。

脚の際やフンドシの内部は汚れが溜まっているので、綺麗に擦って落とします。

細かいところは、歯ブラシなどで作業すると汚れを落としやすいです。

ワタリガニアイコン蒸し方・茹で方

蒸し方・茹で方

ワタリガニの美味しさを最大限に引き出す調理法は、蒸すと茹でるの二つが代表的です。​

どちらの方法も、下処理を丁寧に行い、適切な加熱時間を守ることで、身の旨味と風味を存分に楽しむことができます。

お手軽で、茹で汁も汁物に再利用できる茹でる方法と、身の旨味をそのまま逃さない蒸しの方法では、その時の気分や、その後の食べ方次第でお好みに選択して下さい。

ワタリガニアイコンむきかた

むきかた

ワタリガニを上手にむくには、「甲羅の外し方」と「脚・ハサミの割り方」を知っておくことがポイントです。

下処理さえ丁寧に行えば、初心者でもスムーズに身を取り出せ、美味しく無駄なく楽しめます。

ハサミやスプーンをうまく使って、ワタリガニの魅力を最後の一口まで堪能してください。

むきかた

  1. ふんどしを外す
  2. 甲羅を剥がす
  3. エラと口を取り除く
  4. 胴体を半分に割る
  5. ハサミと脚を切り離す
  6. 半分に割った胴体を水平に半分に切る

ハサミや脚は関節の手前を切り、中の身を取り出します。

胴体の身は、串などで掻き出してこそげ取っていきます。

カニ酢や土佐酢で召し上がれ。

 ワタリガニ(ガザミ)の食べ方 目次へ戻る

ワタリガニ(ガザミ)の食べ方・むきかた?締め方と臭み取り まとめ

ワタリガニ(ガザミ)の食べ方・むきかた?締め方と臭み取り まとめ
 

「やった!ワタリガニ釣れた!」この瞬間、最高ですよね!

でも、家に持ち帰ってから「どうやって締めるの?」「臭みは?」なんて悩んでいませんか?

この記事では、ワタリガニの持ち帰り方や締め方から臭みを抑える下処理、むき方までを解説しました。

 

ワタリガニとは、ワタリガニ科の総称であり「ガザミ」などの遊泳に適した特徴的な脚を持つカニの仲間です。

日本沿岸にも様々な種類が生息しており、食用としても非常に美味しく、釣り人にとっても魅力的なターゲットです。

はさまれるとケガをする「カニハサミ」から、これを短くして「ガザミ」と名付けられました。

 

ワタリガニを安全かつ鮮度良く持ち帰るには、ハサミを輪ゴムで縛るのが有効です。

共食いや自傷(自切)、クーラー内での暴れによる破損を防ぐため、必ず釣った直後に処置することが大切です。​

クーラーに、海水をカニの口ほどまで入れてエアーポンプを効かすと活けの状態で持ち帰れます。

ワタリガニの締め方は、裏返したカニを金串やアイスピックで口からフンドシまで刺し入れて、腹部を引っかくようなイメージで金串を刺し抜きます。

もしくは、出刃包丁で口からフンドシ手前までを断ち切ります。

どちらでも、ワタリガニの脚が、ピクピクと痙攣を起こせば締めは成功です。

 

ワタリガニの臭み取りは、甲羅や脚をタワシでこすって汚れを落とすのがポイントです。

特に、脚の際やフンドシの内部は汚れが溜まっているので、綺麗に擦って落としていきます。

細かいところは、歯ブラシなどで作業すると汚れを落としやすいです。

蒸し方・茹で方

  • 濃厚な味噌と旨味を閉じ込めたい → 蒸し調理(中火15〜20分)
  • 茹で汁も出汁で再利用 → 塩茹で(水量の1%の塩分で10〜15分)
 

むきかたを知るだけで、食べやすさがぐっとアップ。

特に脚と胴体の関節を意識して分解し、甲羅の中の味噌をこぼさず取り出すことがポイントです。

むきかた

  1. ふんどしを外す
  2. 甲羅を剥がす
  3. エラと口を取り除く
  4. 胴体を半分に割る
  5. ハサミと脚を切り離す
  6. 半分に割った胴体を水平に半分に切る

ワタリガニを最大限に楽しむためには、適切な締め、丁寧な臭み取り、そして無駄のない剥き方が重要です。

これらのポイントを押さえることで、釣り上げた最高の獲物を、最高の状態で味わうことができるでしょう。

自分で釣った(手に入れた)カニを最高の状態で味わう喜びは格別です。

ぜひ、この記事を参考に、絶品ワタリガニ料理を楽しんでください!

 
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ワタリガニ(ガザミ)の食べ方・むきかた?締め方と臭み取り FAQ

ワタリガニを安全に美味しくいただくためには、いくつかの食べてはいけない部位をしっかりと理解しておくことが重要です。これらを誤って摂取すると、食中毒や消化不良の原因となる可能性があります。エラ、ふんどし、口器、消化器官といった食べてはいけない部位をしっかりと認識し、調理の際に適切に処理することが不可欠です。
ワタリガニはハサミで挟まれると大ケガの恐れがあるため、「氷で冷やして動きを止める」からの「輪ゴムでハサミを固定する」などの対策を行えば、安全に扱えます。
ワタリガニのほぐし身は、カニ玉・スープ・チャーハン・パスタ・和え物など幅広い料理に活用できます。甘みと旨味が強く、和洋中どのジャンルにも合う万能な食材です。茹でてすぐにほぐし、使い切れない分は冷凍保存しておくと、好きなタイミングで美味しいカニ料理が楽しめますよ!

 
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