どんこって魚の食べ方は？毒あるの？汁の美味しいレシピ

「どんこ」と呼ばれる魚は、日本各地で様々な魚種が存在しますが、今回は東北で「どんこ」と呼ばれる魚です。

東北で「どんこ」とは、正式には「チゴダラ」「※エゾイソアイナメ」と呼ばれる魚です。

「大きな口からたくさん入って、小さな尻から出ていきにくい」として、お金が貯まる縁起魚ともいわれています。

どんこ（チゴダラ）は、タラ目チゴダラ科に属する海水魚です。

名前の由来は、その体型がタラに似ているものの、より小型であることに由来すると考えられています。

「チゴ」は「稚児」に通じるように、「タラの小さいもの」という意味合いで「チゴダラ」と名付けられました。

チゴダラとエゾイソアイナメは、かつては別種とされていましたが、近年の研究により、同一種であるという見解になりました。

そのため、現在ではエゾイソアイナメはチゴダラの異名として扱われています。

釣り人にとっては昔も今も「美味しいどんこ」です。

どんこ（チゴダラやエゾイソアイナメ）に毒は一切ありません。

肝臓も食べられる、安全で美味しい魚です。

ただし、鮮度が落ちやすい魚なので、生食や肝を食べる際は鮮度管理が重要です。

どんこの肝焼き（逆さ焼き）は、下処理されたどんこの口から腹へ、たたいた肝と味噌で和えた田楽味噌を詰めて、じっくり焼き上げた伝統的な漁師めしです。​

どんこの肝と相性の良い味噌で和え、どんこの口から肝を押し込み、丸ごと焼き上げるという豪快かつ繊細な調理方法。

どんこの大きな口から、取り出した肝を再び腹腔内に押し込み、口を上にして丸ごと焼き上げることが、「逆さ焼き」の由来とされています。

どんこの味噌たたきは、新鮮などんこの身と、その濃厚な肝を味噌と香味野菜で一緒に細かく叩いて混ぜ合わせた、風味豊かな郷土料理です。

淡白などんこの身に、肝でコクを加えて、味噌が味に奥行きとまとまりを与え、香味野菜の爽やかな香りとピリッとした辛味を加えて、濃厚な味わいの中にアクセントを生み出します。

表面をバーナーで炙って、香ばしさを追加するのも、また一興です。

釣り好きの皆さん、冬の釣りで独特の存在感を放つ「どんこ」をご存知でしょうか？

ヌメっとした質感とちょっと愛嬌のある顔つきが特徴のこの魚、釣れたはいいものの「どうやって食べるのが美味しいの？」

「もしかして毒がある？」と疑問に思う方もいるかもしれません。

海水の「どんこ」という名前で呼ばれる魚は主にチゴダラとエゾイソアイナメの2種類が知られていました。

近年では、遺伝子研究の結果から、同一種とされて「チゴダラ」に統一されました。

「エゾイソアイナメ」は「チゴダラ」の異名として扱われることが多くなっています。

どんこの魅力は何と言っても、淡白でふわふわな白身と、冬場に特に発達する濃厚でクリーミーな肝！

この二つの味覚に、相性の良い「味噌」を活かした料理が最高です。

その見た目からは想像もつかないほどの美味しさを秘めた、まさに「知る人ぞ知る海の幸」へ変身します。