メダイ(目鯛)を釣ったことはありますか?
100m以上の水深に生息し、「ガツーン!」と強烈な引きを味わえる魚です。
粘液がすごくて「これは食べられるの?」「寄生虫はいるの?」と疑問を抱くことでしょう。
この記事では、釣ったメダイを、安心して美味しく食べるための方法や寄生虫について解説します。
釣ったメダイを、美味しく、安全に食べるために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
メダイは、その独特な見た目と引きの強さ、そして上品な味わいで釣り人の間で人気が高い魚です。
見た目は少しグロテスクな印象を受けるかもしれませんが、実はとても美味しい魚で、一度食べるとその虜になる人も少なくありません。
メダイは、スズキ目イボダイ科に属する海水魚です。
名のとおり、目が大きく、光の少ない深海の生活に適応しています。
体表からは大量の粘液が分泌されて、ヌルヌルとしています。
体長 | 大型は1mを超える |
---|---|
体色 | 暗色 |
体型 | やや細長く、側扁 |
生息域 | 水深100m以上の底層 |
食性 | 小魚、イカ、甲殻類など |
特徴 | 大きな目と深く二叉した尾ビレ |
漢字 | 目鯛、眼鯛 |
地方名 | ダルマ、セイジュウロウ、タルメ など |
釣りたてのメダイは、体表に大量のヌメヌメな粘液を分泌します。
このヌメリを取らずいると、クーラーボックスや他の魚にまとわりつき、臭いも発生します。
美味しく食べるためには、ヌメリを適切に取り除くことで、持ち帰ってからの下処理が軽減されます。
メダイには、吸虫綱などの吸虫が寄生することがあります。
魚介類に確認された寄生虫:島根県研究技術センター情報天然の魚はメダイに限らず、環境に影響されやすいため、寄生虫がいない確率は完全にゼロにはなりません。
寄生虫のリスクを理解し、目視の徹底や加熱、冷凍などの対策を講じることで、安全に楽しむことができます。
アニサキスはどうなの?
メダイに、アニサキスが寄生する可能性はありますが、適切な処理を行えば安全に生食することができます。
東京都健康安全研究センターの調査では、15検体のメダイを検査した結果、アニサキスの検出率はゼロでした。
出典:魚種別アニサキス検出状況(平成24年4月から令和2年3月まで)しかし、メダイを捌くときは、「アニサキスはいない」と決めつけないで、
「いるかもしれない」と疑って、目視でよく確認することが重要です。
メダイは適切に処理し、調理法を工夫すれば美味しさを引き出すことができます。
「まずい」と感じるのは、釣り上げた後の処理不足や調理法が合っていない場合が多いです。
脂の乗り具合は、季節や生息地によって異なりますが、脂が乗った個体は、全身がとろけるような食感と濃厚な旨味が楽しめます。
メダイは、白身魚特有の繊細な味わいを持ち、様々な料理に使える万能な魚です。
刺身や煮付け、揚げ物などの調理法でも異なる美味しさを発見できるため、釣りの楽しみと共に食卓を彩る一品となります。
カサゴまる様
鮮度の良いベラの刺身は、身質が柔らかく、脂のノリも非常によく、甘さがあって上品な美味しさです。
特に、数日寝かせて熟成させることで、風味が一層豊かになり、旨味が増します。ぜひ一度試してみてください。
メダイの煮付けは、白身魚特有の淡白な味わいに煮汁のコクと旨味が染み込み、非常に美味しい料理です。
特に新鮮なメダイは臭みも少なく、シンプルな調理法でその良さを引き出せます。
甘味とうま味があって味わい深いです
ポワレは、フライパンで魚を短時間で焼き上げるシンプルな調理法です。
バターやオリーブオイルを使ってカリッと焼くことで、外はサクサク、中はふんわりとした食感が楽しめます。
皮のパリッと感に、フワフワの身が抜群です
島寿司は、醤油ベースのタレに漬け込んだ魚を酢飯で握る、八丈島の郷土料理です。「ヅケ」の握りです。
ワサビの代わりに練りがらしを使ったり、醤油に「青とう」という島唐辛子を使用したりと伊豆諸島の島によって食べ方は少し異なります。
メダイの島寿司は、自宅でも簡単に作れる、本格的な郷土料理です。
甘めの酢飯に、からしとメダイの相性がいいです
メダイ(目鯛)を釣ったことはありますか?
100m以上の水深に生息し、「ガツーン!」と強烈な引きを味わえる魚です。
その独特な見た目と引きの強さ、そして上品な味わいで、釣り人の間で人気の高い魚です。
名前の通り目の大きな魚です
釣りたてのメダイは、体表に大量のヌメヌメな粘液を分泌します。
このヌメリを取らずいると、クーラーボックスや他の魚にまとわりつき、臭いも発生します。
美味しく食べるためには、ヌメリを適切に取り除くことで、持ち帰ってからの下処理が軽減されます。
足下が滑って転ばないように、きれいに洗い流します
メダイは適切に処理し、調理法を工夫すれば美味しさを引き出すことができます。
脂の乗り具合は、季節や生息地によって異なりますが、脂が乗った個体は、全身がとろけるような食感と濃厚な旨味が楽しめます。
見た目は地味だけど、知る人ぞ知るメダイの美味しさを堪能できるのは、釣り人ならではの特権です。
ジャンボダルマと呼ばれる80cmオーバーの大物も狙えるので、ぜひともチャレンジしてみて下さい。
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