ヘダイを釣ったことはありますか?
キビレによく似た姿で、堤防や磯でよく釣れるヘダイ。
刺身で食べたいと思いつつも「不味いのでは?」という想像をされた方もいるのではないでしょうか?
この記事では、ヘダイを美味しく食べるための調理法や、キビレとの違いについて、詳しく解説していきます。
ヘダイは、沿岸の岩礁域に生息し、クロダイ属魚類よりもやや沖合いに生息するとされています。
稚魚や若魚の段階では全て雄で、成熟すると一部の個体は「雄性先熟」からオスからメスに性転換します。
ヘダイは、スズキ目タイ科に属する海水魚です。
名の由来は、口が「への字」に見えることから「ヘダイ」、側扁した平たい身体から「平鯛」と名付けの説があります。
体長 | 大型は50cmを超える |
---|---|
体形 | 平たく側扁 |
体色 | 白っぽい銀色に黄色の細い縦縞 |
生息域 | 内湾や沿岸岩礁域 |
食性 | 甲殻類や多毛類、貝類、小魚 |
特徴 | クロダイより顎が前に突き出ない |
漢字 | 平鯛 |
地方名 | ギンダイ、シロチン、シラタイ など |
ヘダイとキビレは、どちらもタイ科に属する魚で、形や色も似ているため、混同されがちです。
しかし、それぞれの体の特徴や生息環境に違いがあります。
ヘダイ | キビレ | |
---|---|---|
属性 | タイ科ヘダイ属 | タイ科クロダイ属 |
好みの生息域 | 岩礁域、内湾、やや沖合を好む | 汽水、内湾、泥底 |
顔 | 丸みを帯びる | 口が前に突出 |
縞模様 | 銀黄の縦縞 | 銀黒の横縞 |
ヒレの印象 | 全体的におとなしげな印象 | 全体的に荒々しく戦闘的な印象 |
歯 | 臼歯状で3列 | 臼歯状で2列 |
食味 | 磯臭さもなく味がいい | 場所によっては泥臭い |
ヘダイには、他の魚と同様に寄生虫がいる可能性があります。
自然の海で育った天然のヘダイには、寄生虫がいるケースが少なくありません。
魚の体表や内臓を丁寧に観察し、寄生虫がついていないか確認しましょう。
ヘダイには寄生虫が存在することがありますが、冷凍や加熱など適切な処理を行うことで、安全に食べることができます。
ヘダイは、身は透明感のある白身で、もちもち柔らかく、クロダイ類よりも磯臭さが少ないです。
熱を通しても縮まらず、旨味がありホロホロ感で美味しく食べれます。
クロダイよりも旨いと評判で、認知の低さから価格も安くお買い得な魚です。
マダイと比べても引けを取らない味の良さです
ヘダイは、マダイに比べると知名度は低いですが、実は上品な甘みと歯応えが特徴の美味しい白身魚です。
刺身も美味しくいただけます。
捌クッキング様
ヘダイの刺身は、淡白でクセが少なく、非常にさっぱりとした味わいを楽しめる白身魚の一つです。
磯臭さもなく、鮮度が高ければ独特の甘みも感じられるため、刺身で美味しく食べられます。
秋から冬にかけては脂が乗り、より一層美味しくなります
ヘダイの塩焼きは、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめる、釣り人にとって定番の料理です
塩焼きにすることで、ヘダイの身はふっくらと仕上がり、口の中でほどけるような食感です。
外側は香ばしく焼き上がり、そそる香りが食欲を刺激します
ヘダイのポアレは、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がる魅力的な料理です。
オリーブオイルやバターで焼き上げることで、ヘダイの淡白な味わいを引き立て、さまざまな付け合わせやソースとも相性が良く、家庭で楽しむことができる上品な一品となります。
ヘダイのポアレで、上品な美味しさを堪能してください
ヘダイの一夜干しは、ヘダイの旨味を凝縮させた風味豊かな保存食です。
シンプルな塩味で、焼いて食べると外はパリッと、中はふっくらとした食感が楽しめるため、お酒のおつまみやご飯のおかずとしても人気があります。
噛みしめるほどに味わい深い一品です
ヘダイを釣ったことはありますか?キビレによく似た姿で、堤防や磯でよく釣れる魚です。
稚魚や若魚の段階では全て雄で、成熟すると一部の個体は「雄性先熟」からオスからメスに性転換します。
名の由来は、口が「への字」に見えることから「ヘダイ」、側扁した平たい身体から「平鯛」と名付けの説があります。
身の粒状の白い斑点には注意です。生食はやめて加熱調理に。
ヘダイは、身は透明感のある白身で、もちもち柔らかく、クロダイ類よりも磯臭さが少ないです。
熱を通しても縮まらず、旨味がありホロホロ感で美味しく食べれます。
ヘダイとキビレの違いについて理解することで、釣りや料理の楽しみが広がります。
クロダイよりも旨いと評判で、認知の低さから価格も安く、お買い得な魚なのです。
ぜひ、次回の釣行で新鮮なヘダイを釣って、その美味しさを存分に楽しんでみてください。
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