釣りにおいて「ベラ」は、多くの釣り人から「外道」として扱われがちです。
でも、ちょっとお待ち下さい!ベラを刺身で食べたことはありますか?
新鮮なベラの刺身は、まるで高級魚のような上品な甘みと旨みが口の中に広がります。
自分で釣った新鮮な魚を刺身で食べることは、釣り人の特権です。
この記事では、ベラを刺身で食べることへの不安を解消し、美味しく食べるためのコツを徹底解説します。
ベラは、日本沿岸の浅瀬に生息するカラフルで多種多様なベラ科の総称です。
特に磯場や岩礁エリアに多く生息しており、釣り人にとっては比較的簡単に釣れる魚として知られています。
日本近海に100種以上が確認されており、そのうちキュウセンベラや、ホシササノハベラなどが一般的に釣りで多く見られる種です。
ベラは、スズキ目ベラ科に属する魚です。
多くいるベラの中から、釣りでよく見かけるキュウセンと、ササノハベラの特徴を比較していきたいと思います。
ササノハベラ属には、アカササノハベラ種、ホシササノハベラ種の2種が存在します。
キュウセン | ササノハベラ(アカ・ホシ) | |
---|---|---|
分類 | ベラ科キュウセン属 | ベラ科ササノハベラ属 |
体長 | 大型は30cmを超える | 20cm前後 |
体色 | 雄は青緑色、雌型は赤っぽい色 | 褐色から赤っぽい色、背に斑紋 |
体型 | 平たく細長い | 平たく細長い |
生息域 | 沿岸や内湾の藻の多い砂底や岩礁 | 内湾の岩礁域や砂底 |
模様 | 体側に黒い縦帯が走る | 眼の後ろ暗色線が胸ビレに伸びる |
食性 | 甲殻類やゴカイ類 | 甲殻類などの底生動物 |
漢字 | 九線、求仙 | 笹之葉倍良 |
ベラは、雌雄同体で雌性先熟の魚です。小さいときは雌で大きくなると雄に性転換すると知られます。
雄の縄張り意識が高く、ハーレムを形成します。
成魚の大型のベラは、全て雄ということになります。
ベラは多くの釣り人から「外道魚」として嫌われることが多いです。
特に磯釣りや根魚狙いの際には、思わぬタイミングで釣れてしまい、目当ての魚の邪魔をする存在として扱われがちです。
このため、多くの釣り人はベラが釣れるとがっかりし、リリースしてしまうことが一般的です。
ベラにも天然の他の魚と同様に寄生虫がいる可能性はあります。
特に、口の中やエラ周り、内臓付近に寄生虫がいることがあります。
加熱する場合は問題ないですが、生食する場合は、目視の徹底を心がけましょう。
ベラは、白身魚で、淡泊な味わいが特徴です。種類や鮮度、調理法によって、その味は大きく変わります。
また「水っぽい」と感じる人もいることから、調理法や鮮度が味を左右する魚として扱われています。
そのため、釣り人の間では「まずい」と思われがちですが、実際は下処理次第で美味しくいただける魚です。
一部の地域では、キュウセンを専門に狙う人や釣り船もあるくらいで、非常にポピュラーな魚です。
ベラはその淡白な味わいと、もちもちとした食感が特徴の白身魚で、様々な方法で美味しく食べることができます。
また刺身としても鮮度が良ければ楽しめます。せっかく釣れたベラを活かして、家庭でも手軽に美味しい料理に仕上げることができます。
野食ハンター茸本朗様
鮮度の良いベラの刺身は、驚くほど美味しい一品です。特にキュウセンベラは刺身に向いているとされています。
キュウセンは脂がのっており、釣り人の間でも「ベラの刺身ならキュウセン」と言われるほど評価が高いです。
新鮮な柵を、斜めにそぎ切りに切ると、食感や甘味、旨味ともに申し分がない美味しさです。
ベラの素焼きは、魚本来の味わいをシンプルに楽しむのに最適な調理法です。
釣りたての新鮮なベラを素焼きにすることで、白身の上品な甘みとほのかな香ばしさを存分に堪能できます。
甘みと旨味の詰まった白身が絶品です
ベラの唐揚げは、その淡白な白身をジューシーかつ香ばしく仕上げる、最高の調理法です。
カラッと揚げることで外はサクサク、中はふっくらとし、臭みも気にならず誰でも美味しく食べられる一品です。
小骨ごとカリッと食べられます
ベラの南蛮漬けは、淡白なベラの白身に甘酸っぱいタレが染み込み、さっぱりと美味しくいただける絶品料理です。
揚げたベラを南蛮酢に漬けることで、味がしっかり染み込み、冷めても美味しく食べられるため、釣りたてのベラを美味しく保存する方法としても最適です。
特に小型のものは、まとめて調理でき、中骨以外をかぶりついて美味しく食べることができます。
すぐ食べても、じっくり漬け込んで食べても旨いです
釣りにおいて「ベラ」は、多くの釣り人から「外道」として扱われがちです。
新鮮なベラの刺身は、まるで高級魚のような上品な甘みと旨みが口の中に広がります。
自分で釣った新鮮な魚を刺身で食べることは、釣り人の特権です
磯場や岩礁エリアに多く生息しており、釣り人にとっては比較的簡単に釣れる魚として知られています。
日本近海に100種以上が確認されており、そのうちキュウセンベラや、ホシササノハベラなどが一般的に釣りで多く見られる種です。
ベラが小さいときは雌で、大きくなると雄に性転換します
多くの釣り人から「外道魚」として嫌われることが多いです。
思わぬタイミングで釣れてしまい、目当ての魚の邪魔をするため、多くの釣り人はベラが釣れると、リリースすることが多いです。
ベラは、白身魚で、淡泊な味わいが特徴です。種類や鮮度、調理法によって、その味は大きく変わります。
また「水っぽい」と感じる人もいることから、調理法や鮮度が味を左右する魚として扱われています。
ベラはその淡白な味わいと、もちもちとした食感が特徴の白身魚で、様々な方法で美味しく食べることができます。
一部の地域では、キュウセンを専門に狙う人や釣り船もあるくらいで、非常にポピュラーな魚です。
ベラの美味しさを知らないあなた様へ、次回の釣行でベラを釣ったのならばぜひ「キャッチ&イート」に挑戦してみてください。
新鮮なベラの美味しさに感動と、自然とのつながりの喜びを体験することができます。
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