ハチビキという魚をご存知ですか?
「赤サバ」や「ちびき」とも呼ばれ、「赤身の白身魚?」のような身質でかなり美味しい魚です!
漢字で書くと「葉血引」と表すように、身の赤い色と血のイメージから敬遠されています。
この記事では、そんなハチビキの新たな魅力を引き出し、美味しさを再発見していきます。
次回、釣り上げたときには、きっと自信を持って調理に挑めるようになります!
ハチビキは、細長い体型と全身が赤い見た目の、比較的水深のあるところで生息する魚です。
水圧に強く、海底から釣り上げるまで、よく引くため中深海での人気の釣り物です。
ハチビキは、スズキ目ハチビキ科に属する海水魚です。
ハチビキの「チビキ」は、「血引」と漢字を充てていることから、
身が血のように赤い「半端なチビキ」という意味の説があります。
体長 | 大型は70cmを超える |
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体色 | 鮮やかな赤色 |
体型 | やや細長く、側扁 |
生息域 | 100~300mの岩礁域 |
食性 | 小魚、イカ、甲殻類など |
特徴 | 深く二叉した尾ビレの付け根に隆起線 |
漢字 | 葉血引、端血引 |
地方名 | アカサバ、ニセチビキ、アカヘイジ など |
ハチビキは魚体が赤いだけでなく、身も非常に赤い色をしています。しかし、驚くことに、この魚は白身魚ということです。
一般的に、赤身魚と白身魚の違いは、筋肉中のミオグロビンなど鉄分を含むタンパク質の量で区別されます。
ハチビキが、白身魚なのに赤い身の色をしている理由は、詳しくは解明されていませんが、色素由来によるものとされています。
ハチビキにもアニサキスが寄生している可能性があります。
天然の魚はハチビキに限らず、環境に影響されやすいため、寄生虫がいない確率は完全にゼロにはなりません。
生食する場合「アニサキスはいない」と決めつけないで、「いるかもしれない」と疑って、目視でよく確認することが重要です。
ハチビキは、カツオなど赤身の魚とは違い、見た目とは裏腹に、白身魚のような身質の食感です。
大きなものほど脂の乗りが良く、旨味もあります。加熱すると赤い身が白身魚のように白くなる不思議な魚です。
へんな魚おじさんの寝言様
ハチビキは「白身の味わいの赤い身の魚」という、見た目との違いもあって、イメージに脳と舌の感覚が追いつかない、不思議な味覚をもっています。
しかし、けっして不味い訳でなく、食感が程よく旨味もあり、じんわり味わい深いです。
ねっとりとした食感で、わさび多めが旨いです
ハチビキの塩焼きは、素材の持つ旨味と香ばしさを最大限に引き出すシンプルで美味しい料理です。
淡泊な味わいながら脂の乗った部分がほんのり甘く、ご飯のお供やお酒のつまみに最適です。
わさびを付けて食べると、上品な甘味と旨味が深いです
ハチビキの唐揚げは、魚本来の淡泊な味わいに香ばしい衣が加わり、クセのない美味しさが特徴です。
下味を工夫することで味のバリエーションが広がり、揚げたての熱々はもちろん、冷めても美味しくいただけます。
冷めても美味しく、お弁当のおかずとしても人気です
ハチビキという魚をご存知ですか?
漢字で書くと「葉血引」と表すように、身の赤い色と血を連想させるイメージから「まずい」と敬遠されています。
ハチビキの刺身はまずくありません。 むしろ、鮮度が良ければ非常に美味しくいただける魚です。
「赤身の白身魚?」のような身質でかなり美味しい魚です
ハチビキは魚体が赤いだけでなく、身も非常に赤い色をしています。
しかし、この魚はこんなに赤い身をしているにも、かかわらず白身魚ということなのです。
白身魚なのに赤い身の色をしている理由は、詳しくは解明されていませんが、色素由来によるものとされています。
熱を通すと、白身魚を加熱したように白い身に変わります。
ハチビキは、カツオなど赤身の魚とは違い、見た目とは裏腹に、白身魚のような身質の食感です。
大きなものほど脂の乗りが良く、旨味もあります。加熱すると赤い身が白身魚のように白くなる不思議な魚です。
ハチビキは、釣り人にとっては嬉しい外道であることが多いですが、正しく扱えば美味しい魚です。
ハチビキを釣ったら、ぜひ刺身で味わってみてください。自分で釣った魚を食べるのは格別なものです。
水圧に強く、海底から釣り上げるまで、よく引くため中深海での人気の釣り物です。
釣果を無駄にしないためにも、「まずい」と決めつけず、適切な処理と調理法で、ハチビキの新たな魅力を発見してみてください!
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