シイラを釣ったことはありますか?
躍動感あふれる魚体で海面上へ飛んだり跳ねたりして、釣り人にとって非常に魅力的な魚です。
インパクトのある見た目から、食べるのを躊躇するかもしれません。
「刺身で食べられるの?」、持ち帰ったシイラの「料理で注意」することは?
この記事を読むことで、シイラを美味しく食べるための具体的な方法や注意点がわかります。
シイラは、その独特の見た目やパワフルな引きから、世界中の釣り人に愛される人気のターゲットフィッシュです。
また、食用としても広く利用されており、ハワイでは「マヒマヒ」として知られ、ムニエルやフライなど様々な料理に使われます。
シイラは、スズキ目シイラ科に属する海水魚です。
全世界の温帯・熱帯海域に広く分布する大型の肉食魚で、日本近海でも夏から秋にかけて見られます。
体長 | 大きくは体長2m、体重40kg近くに達する |
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体型 | 強めの側扁で長い |
体色 | 背は青・体側が緑、金色 小黒点が点在 |
大型の雄 | 頭の上部と前方に隆起する |
分布 | 春から秋の近海沿岸 |
食性 | 小魚やイカ |
地方名 | クマビキ、マビキ、シビトクライ など |
漢字 | 鱰、鬼頭魚 |
「アニサキス」はシイラに限らず、多くの天然の魚種に寄生している可能性があります。生食する場合は料理前に注意が必要です。
また、内臓だけでなく宿主の死後、時間の経過で筋肉中に移動することもあります。
シイラに限らず、海水や魚介類の表皮などに付着している細菌に「腸炎ビブリオ」があります。
釣り場での、脳締めや血抜き(鮮度保持)、内蔵除去(アニサキス防止)を行うことで、持ち帰ってからも、安心してシイラを召し上がることができます。
シイラは鮮度が落ちやすいので、適切に処理をして持ち帰って下さい
シイラは、サバなどの赤身魚に多い「ヒスチジン」の含有量が多い魚です。
鮮度管理が悪いと、ヒスタミンが生成されて、食中毒を引き起こす可能性があります。
ヒスタミン毒は、一度生成されると加熱調理によっても分解されません。
シイラは、気温の高い季節によく釣れる魚のため、鮮度管理は非常に重要です。
ヒスタミン毒は、煮ても、焼いても成す術もないです
WEB上には、シイラの「表皮粘液で中毒」を起こすかも、という情報が散見されますが、これらの情報は科学的な根拠に乏しく、都市伝説の類に属するものと考えられます。
ウナギ目魚類やハコフグ類にはタンパク毒由来の「体表粘液毒」が存在します。
すべての魚に、保護膜の役割の粘液(ヌメリ)は存在します。
なぜ「シイラ毒」という噂が広まったのでしょうか?
噂に惑わされないように、公の機関などの一次情報を確認しましょう
シイラは、初夏に産卵して、夏には体力回復のためにエサをよく追います。
秋からは、脂をたっぷりとため込むので、味も良くなります。
身質は水分が多く柔らかで、旨味が豊かで豊潤です。
新鮮なシイラは、淡白で癖がなく、料理次第で非常に美味しく食べられます。
シイラの味は「まずい」と感じる人もいますが、これは鮮度や調理方法に大きく依存します。
刺身やフライなど様々な調理法で楽しめます。特にハワイでは「マヒマヒ」として高級魚とされ、グリルやソテーで人気があります。
筋肉料理人の簡単レシピ様
鮮度のいいシイラは、刺身として非常に美味しく食べられます。
特に、秋口からのシイラは脂が乗って、上品な味わいを堪能できます。
さっぱりしながら、旨味もありクセなく食べれます
シイラのフライは、淡白な白身をジューシーに保ちつつ、外はサクサク中はふっくらとした食感を、ぜひご堪能ください
揚げたては当然旨いですが、パンに挟んだり、南蛮漬けにしても美味しいです。特に南蛮漬けでは、甘酸っぱいタレがシイラの淡白な味に深みを与えます。
タルタルソースを、たっぷりかけて召し上がれ
シイラの幽庵焼きは、シイラの淡白な味を引き立てる和風の絶品料理です。
柚子や醤油、みりんで作る幽庵地(つけだれ)に漬け込むことで、シイラ特有のさっぱりとした風味に香りと深みが加わり、上品な味わいになります。
柚子の香りが魚の臭みを消し、爽やかな風味を加えます
シイラのムニエルは、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめる一品です。
白身魚の旨みを最大限に引き出し、バターの風味とレモンの酸味が食欲をそそります。
下ごしらえも調理も簡単で、手軽に美味しく作れます
シイラは、躍動感あふれる魚体で海面上へ飛んだり跳ねたりして、釣り人にとって非常に魅力的な魚です。
インパクトのある見た目から、食べるのを躊躇するかもしれません。
しかし、食用としても広く利用されており、ハワイでは「マヒマヒ」として知られ、ムニエルやフライなど様々な料理に使われます。
「アニサキス」はシイラに限らず、多くの天然の魚種に寄生している可能性があります。生食する場合は料理前に注意が必要です。
また、内臓だけでなく宿主の死後、時間の経過で筋肉中に移動することもあります。
シイラに限らず、海水や魚介類の表皮などに付着している細菌に「腸炎ビブリオ」があります。
シイラは、サバなどの赤身魚に多い「ヒスチジン」の含有量が多い魚です。
鮮度管理が悪いと、ヒスタミンが生成されて、食中毒を引き起こす可能性があります。
ヒスタミン毒は、一度生成されると加熱調理によっても分解されません。
シイラは、気温の高い季節によく釣れる魚のため、鮮度管理は非常に重要です。
「シイラ毒」という噂に惑わされないで下さい
釣り人にとって、引きが強くパワーのあるシイラは、魅力的なターゲットです。
新鮮なシイラは、淡白で癖がなく、料理次第で非常に美味しく食べられます。
かつては、漁師から厄介者として嫌われてきたシイラが、近年価格が急騰し、一転して漁師からも喜びの声が上がっています。
今後、日本国内でも高級魚の仲間入り、するのかどうか注目の的です。
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