イシガレイの刺身の味はまずい？煮付けの食べ方と値段の相場

2025-02-23

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イシガレイを釣ったことはありますか？

カレイの中では一般的で、煮付けや干物で知られています。

しかし、刺身だけは活けの物や釣りで手に入れるしか味わえない貴重な食べ方なのです。

この記事を読めば、イシガレイの適切な処理と調理法で美味しく味わえるようになり、市場での値段の相場についても解説します。

イシガレイの魅力を存分に味わうために、ぜひ最後まで読んでみてください！

そもそも「イシガレイ」ってどんな魚？生態と特徴

イシガレイは、日本沿岸に広く分布するカレイ科の魚で、特に内湾や沿岸の砂泥底に生息しています。

刺身はもちろん、煮付けにしても絶品で、釣り人にも人気のターゲットです。

その名の通り、体表にはゴツゴツとした小さな突起が並び、まるで石を散りばめたような模様をしています。

生態と特徴

イシガレイはカレイ目カレイ科に属する海水魚です。

体表には突起のような小さな骨質板が並び、まるで石を散りばめたような模様が、イシガレイの名前の由来にもなっています。

体長	大型は70cmを超える
生息域	水深100m以浅の砂泥地
食性	甲殻類や多毛類、小魚など
性格	好奇心が強い
特徴	体表にウロコは無い、石のような骨板
産卵期	秋から春
漢字	石鰈
地方名	イシモチ、イシモチガレイなど

マコガレイとの違い

イシガレイとマコガレイはどちらもカレイ科の魚で、見た目が非常によく似ています。

しかし、注意深く観察すれば、いくつかの明確な違いを見つけることができます。

	イシガレイ	マコガレイ
分類	カレイ科ヌマガレイ属	カレイ科マコガレイ属
体形	菱形	やや楕円形
ウロコ	ない	ある
生息域	水深100m以内の砂底や砂泥底	同上
地方名	イシモチガレイ	シロシタガレイ
名の由来	体表に石のような骨質版がある	春の産卵期に卵巣（真子）を持つから
漢字	石鰈	真子鰈

臭い？

イシガレイは、ウロコがないため体表を保護するヌメリを分泌し、これが独特の臭いの主な原因となります。

釣り上げた際や購入後は、早めに下処理を行い、鮮度を保つことが大切です。

適切な下処理を行うことで、その臭いを取り除き、美味しくいただくことができます。

イシガレイの下処理

釣れたイシガレイは、血抜きをして締める
氷に触れないようにクーラーで保冷
帰宅後、流水で表面を洗う
塩をまぶして金たわしで優しくヌメリを洗い落とす
きれいに洗って、水気をよく拭く
お好みに調理する

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イシガレイの値段の相場・活けは高級魚？

イシガレイの値段は、漁獲量と市場における需要に基づいています。

季節やサイズ、鮮度によっても値段は大きく異なります。

鮮度：野締め＜鮮魚＜＜活魚

相場価格

出典：東京都中央卸売市場

上記の表は、豊洲市場のイシガレイの取扱実績になります。

イシガレイの価格は、晩夏から秋に高値を付けているのがわかります。

相場の価格は、市場の需要と供給のバランスで決まるので、

需要がある＝〝味がいい” （値が上がる）と考えられます。

活けのイシガレイは高級魚？

活けのイシガレイは、漁獲量が限られているため、市場に出回る量が少ないです。

特に、大型の活け物は希少価値が高く、高値で取引されます。

活けの状態を維持するには、高度な技術と設備が必要となるからです。

豊洲市場では活カレイ品目が、キロあたり7,000円を超える月もあるほどの高級魚となっています。

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イシガレイは刺身の味はまずい？美味しい食べ方

イシガレイの刺身は、新鮮なものを選び、適切な処理をすれば、上品な甘みととろけるような食感が楽しめます。

一部では「まずい」との声もありますが、これは主に体表のヌメリや皮に由来する臭みが原因です。

これらを丁寧に取り除くことで、刺身としてや他の調理の美味しさを引き出すことが可能です。

イシガレイ捌き方

さばけるチャンネル様

刺身

大型のイシガレイが釣れたならば、刺身にするのが間違いないです。

カレイ類は、鮮度落ちが早いため刺身にできる個体は、釣り物や活魚に限られてきます。

適切な下処理を行うことで、透明感のある身は適度な弾力があり、噛むたびに甘みが広がります。

石鰈好き人間

とくに縁側は弾力の良さと旨味が濃いです

煮付け

イシガレイの煮付けは、適切な下処理と調理を行うことで、ふっくらとした身と上品な味わいを楽しめる一品となります。

特に、体表のヌメリや皮に独特の臭みがあるため、これらを丁寧に取り除くことが美味しく仕上げるポイントです。

切り身に熱湯をかけて、冷水に浸して表面のヌメリを取る、霜降りと呼ばれる下処理を行います。

石鰈好き人間

カレイの煮つけは王道の食べ方ですね

唐揚げ

イシガレイの唐揚げは、カリッとした衣とふわふわの白身のコントラストがたまらない、最高の逸品です。

刺身で残った頭やアラ、ヒレもを余すことなく使え、高温で揚げることで骨が柔らかくなり、カルシウムを効率的に摂取できます。

カレイ特有の匂いも、香ばしくいい風味に変わり、子供から大人まで大人気のメニューに変身します。

石鰈好き人間

ビールを飲むのが止まりません！

塩焼き

イシガレイの塩焼きは、新鮮なイシガレイの素材本来の味をシンプルに楽しめる、釣り人にもおすすめの調理法です。

ふっくらとした身と香ばしい皮のコントラストが食欲をそそります。

脂がのる冬〜春の時期は特に美味しく、家庭でも手軽に作れるので、釣ったイシガレイの活用法としてもおすすめです。

石鰈好き人間

余計な味付けをせず、イシガレイ本来の旨味をダイレクトに味わえます

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