「アブラボウズ」という魚をご存知ですか?
深海に生息し、滅多に釣れない高級魚として知られています。
その身は、全身がトロのように脂がのり、とろける食感がたまらない…。
しかし、この美味しさに潜む知られざる落とし穴があるのです。
この記事では、実際に食べた方の体験談を交えながら、安全な食べ方も紹介します。
アブラボウズは、深海に生息する大型の白身魚で、その名の通り全身に多量の脂を含む、独特の旨味を持つ魚です。
豊富な脂肪分により、身は真っ白で「全身トロ」とも称され、その味わいは大トロのように濃厚で甘みがあります。
しかし、その脂が原因で、食べ過ぎるとお腹を壊す可能性がある魚でもあります。
アブラボウズはスズキ目ギンダラ科に属する海水魚です。
身に、非常に脂が多いところから名付けられました。
体長 | 大型は180cmを超える |
---|---|
体色 | 暗黒色に白斑紋 |
体型 | 頭部が小さく細長い |
生息域 | 200m~岩礁域 |
食性 | 多足類や小魚 など |
漢字 | 油坊主 |
地方名 | おしつけ、オッツケ など |
アブラボウズの販売は、全面的に禁止されているわけではありません。
しかし、一部の自治体や地域によっては、消費者への注意喚起を行っている場合があります。
一方、バラムツやアブラソコムツは、消化できない脂肪(ワックスエステル)を多く含むため、食品衛生法により販売が禁止されています。
アブラボウズとバラムツは、いずれも深海に生息し、体内に多量の脂肪を蓄える大型魚です。
分類・脂肪の性質・食用の可否において明確な違いがあります。
最大の違いは、脂質の成分です。
アブラボウズとバラムツは外見や生息環境が似ているため混同されがちですが、脂肪の性質と食用の可否において大きな違いがあります。
バラムツは消化不良を引き起こす脂肪を含むため、食品衛生法に基づき販売が禁止されています。
アブラボウズは、その豊富な脂肪分による濃厚で甘みのある味わいと、とろけるような食感が特徴の深海魚です。
刺身や煮付け、焼き物など、さまざまな料理でその美味しさを楽しむことができます。
しかし、その脂の多さから、人によっては脂っこすぎると感じることもあります。
きまぐれクック様
アブラボウズは、その豊富な脂肪分から「全身トロ」とも称される美味な深海魚ですが、食べ過ぎると消化不良を起こし、腹痛や下痢の原因となることがあります。
最も一般的な症状として、消化不良による下痢、特に「油下痢」と呼ばれる状態になる可能性が高いです。
人間の消化酵素は、個人の体調や体質によっても異なるため、食べる際には、少量にとどめることが推奨されています。
食べ過ぎるとオムツを履くはめになります
アブラボウズを食べ過ぎると、消化不良を引き起こす原因は、その身に蓄えられた「異常脂質」にあります。
体の約40%は脂肪で構成されており、特に腹部の脂肪含有量は50%近くにもなります。
この「異常脂質」のリスクを理解し、少量から試すなど、摂取量に注意することが重要です。
出典:厚生労働省 魚類 異常脂質アブラボウズの肝臓には高濃度のビタミンAが含まれており、摂取するとビタミンA過剰症(ビタミンA中毒)を引き起こす可能性があります。
ビタミンAは、人体に必要な栄養素ですが、高濃度の部位を少量でも摂取すると、吐き気や頭痛などの症状が出ることがあります。
アブラボウズの肝臓は、多量の脂質とビタミンAを含んでいるため、食用として推奨されていません。
アブラボウズ。深海に潜む巨大魚であり、その濃厚な旨みは「禁断の美味」と称されるほど。
しかし、その美味しさの裏には、想像を絶する危険が潜んでいることも…。
「アブラボウズを食べ過ぎるとケツから油が下痢になる」この噂を聞いたことがある人も多いでしょう。
アブラボウズの販売は、全面的に禁止されているわけではありません。
しかし、一部の自治体や地域によっては、消費者への注意喚起を行っている場合があります。
一方、バラムツやアブラソコムツは、消化できない脂肪(ワックスエステル)を多く含むため、食品衛生法により販売が禁止されています。
アブラボウズは食べ過ぎると消化不良を起こし、腹痛や下痢の原因となることがあります。
最も一般的な症状として、消化不良による下痢、特に「油下痢」と呼ばれる状態になる可能性が高いです。
実際にアブラボウズを大量に食べた人の体験談では、「翌日に肛門から油が漏れた」という報告もあります。
食べる際には、少量にとどめることが推奨されています
アブラボウズは、美味しく、特に刺身や煮付けにすると絶品です。
しかし、食べ過ぎると消化不良を起こし、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
食べる際には、少量にとどめ、体調に異変を感じたら食べるのをやめるようにしましょう。
禁断の美味に手を出す際は、これらの情報を参考に、そのリスクを理解した上で、賢く付き合うことが大切です。
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