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浅羽カレイは「まずい」?評判を覆す下処理のコツと絶品煮付けレシピ

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浅羽カレイは「まずい」?評判を覆す下処理のコツと絶品煮付けレシピ
 

スーパーの鮮魚コーナーで、ひときわ安く売られている「浅羽(アサバ)カレイ」。

1切れ100円以下で買えることもあり、家計の強い味方に見えます。

しかし、いざ調理してみると「水っぽくて美味しくない」「身がグズグズに崩れた」

とガッカリした経験はありませんか?

実は、アサバカレイはちょっとした「下処理」の魔法をかけるだけで、劇的に美味しくなる魚なのです。

この記事では、「まずい」という評判を覆し、家族に「美味しい!」と言わせるためのプロのコツと絶品レシピを徹底解説します。

 
 

なぜ「浅羽カレイはまずい・臭い」と言われるのか?

なぜ「浅羽カレイはまずい・臭い」と言われるのか?

安くてお財布に優しい浅羽カレイですが、残念ながらネット上では「まずい」「臭い」「水っぽい」といったネガティブな評価を見かけることも事実です。

まずは浅羽カレイの特徴と、美味しくないと感じてしまう原因を正しく理解しましょう。

理由が分かれば、これからご紹介する「下処理」がいかに重要か、納得していただけるはずです。

北海道:北海道お魚図鑑 アサバガレイ
 

浅羽カレイアイコン原因は特有の「水っぽさ」と「クセ」にあり

「まずい」と言われる具体的な理由は、浅羽カレイが持つ肉質にあります。

他のカレイと比べて身が柔らかく水分が多いため、調理するとその水分が流れ出し、旨味が逃げてしまいがちです。

また、しっかり処理しないと、皮のぬめりや血合いが加熱時に強い臭みとなって現れます。これらが「水っぽくて臭い=まずい」という評価につながっているのです。

  • 水分量が多く、調理が難しい
  • 鮮度落ちが味に直結しやすい
  • 特有のクセが、下処理不足で強調

浅羽カレイアイコン実は美味しいという声も多い【条件付きで美味】

実は美味しいという声も多い【条件付きで美味】

ネガティブな意見ばかり目につきますが、実は「浅羽カレイは安くて美味しい!」と評価する人も少なくありません。

その違いはどこにあるのでしょうか?それは、「鮮度」と「適切な調理法」を知っているかどうかです。

鮮度が抜群に良いものは刺身でも食べられますし、何より、この魚の特徴を理解して正しい下処理をすれば、ふわっとした柔らかい身はご馳走になります。

  • 鮮度が良ければ、クセも少なく美味しく食べられる
  • 「水っぽさ」をカバーする調理法
  • 正しい下処理をすれば、コスパ最高の優秀な食材
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これで解決!浅羽カレイを劇的に美味しくする「下処理」

これで解決!浅羽カレイを劇的に美味しくする「下処理」

浅羽カレイを美味しく食べるために最も重要なのが、調理前のこの「下処理」。

「ちょっと面倒くさいな」と思うかもしれませんが、この一手間をかけるかどうかで、仕上がりの味に天と地ほどの差が出ます。

臭みの原因を元から断ち、水っぽい身をキュッと引き締めるための、テクニックを説明します。

 浅羽かれい捌き方

おととチャンネル様

浅羽カレイアイコン余分な水分を出す「振り塩」の効果

余分な水分を出す「振り塩」の効果

水っぽい浅羽カレイに最も効果的なのが「振り塩」です。調理する15分~30分前に、魚の両面に少し多めの塩を振っておきましょう。

浸透圧の効果で、魚の内部から余分な水分と一緒に、臭みの成分が外に出てきます。

これにより加熱時の旨味流出を防ぎ、煮付けにしても味がぼやけません。

浅羽カレイアイコン臭みが取れて旨味を封じ込める「霜降り」

臭みが取れて旨味を封じ込める「霜降り(湯通し)」

煮付けにする場合に絶対に行ってほしいのが「霜降り(湯通し)」です。沸騰直前(約80度)のお湯に魚をさっとくぐらせ、すぐに冷水に取ります。

こうすることで、表面のたんぱく質が固まって旨味を閉じ込めると同時に、取り切れなかった細かいウロコやぬめり、血合いの汚れが白く浮き出て取れやすくなります。

この一手間で、仕上がりの臭みが全く違ってきます。

  1. 80度くらいのお湯に数秒くぐらせる
  2. すぐに氷水(冷水)に入れて冷やす
  3. 冷水の中で、残ったウロコやぬめりの汚れを指で優しく洗う
  4. ペーパーで拭いて完了

浅羽カレイアイコン冷凍カレイを解凍する時のポイント

スーパーで売られている浅羽カレイは冷凍品も多く、その解凍方法によって仕上がりが大きく変わります。

急速解凍を避け、冷蔵庫でゆっくり戻すことでドリップ(旨味の流出)を最小限に抑えることができます。

また、解凍後の水気を丁寧に拭き取ることで臭みの発生を防げます。冷凍品でも正しく扱えば生魚と遜色のない味に仕上がります。

  1. 冷蔵庫でゆっくり解凍するのが基本
  2. ドリップをしっかり拭くと臭みが激減
  3. 霜降りを行うとさらにベスト
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失敗知らず!浅羽カレイのふっくら「黄金比煮付け」レシピ

水っぽくならないための「煮汁の黄金比率」

カレイ料理の定番といえば、やっぱり「煮付け」ですよね。

しかし、水分が多い浅羽カレイは、普通のカレイと同じように煮ると味が薄まったり、身がボロボロに崩れてしまったりと、意外と失敗しやすい魚でもあります。

そこで、水っぽさに負けないしっかりとした味付けの「黄金比率」と、きれいに仕上げるための調理器具の選び方をご紹介します。

浅羽カレイアイコン水っぽくならないための「煮汁の黄金比率」

浅羽カレイの煮付けで失敗しないコツは、「煮汁の水分を少なめにする」ことです。

加熱中に魚から水分が出てくるため、最初から普通の水加減で作ると味がぼやけてしまいます。

水は魚がひたひたになる量よりも少なくし、その分、酒や醤油などの調味料を少し濃いめに配合するのがポイントです。

短時間で煮上げることで、ふっくらとした仕上がりになります。

黄金比率(2切れ分目安):水100ml、酒100ml、醤油大さじ3、みりん大さじ3、砂糖大さじ2

魚から出る水分を計算に入れ、煮汁は少なめ・濃いめに設定する。

浅羽カレイアイコン煮崩れを防ぐための「フライパン」活用術

煮崩れを防ぐための「フライパン」活用術

身が柔らかく薄い浅羽カレイは、煮ている最中に鍋の中で動くとすぐに煮崩れてしまいます。

そこでおすすめなのが、鍋ではなく「フライパン」を使うことです。魚が重ならず、ぴったりと収まるサイズのフライパンを選びましょう。

そして必ず「落し蓋」をしてください。煮汁を対流させて全体に味が回り、魚が動くのを防いでくれるので、きれいに煮上がります。

  • 魚が重ならない広さのフライパンを使用
  • アルミホイルやクッキングシートなどで必ず「落し蓋」
  • 煮ている間は魚を触らない
  • 煮汁をスプーンで回しかける程度にする
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煮付け以外も絶品!浅羽カレイのおすすめ食べ方

煮付け以外も絶品!浅羽カレイのおすすめ食べ方

「煮付けはちょっとハードルが高いかも…」「子供は魚の煮物が苦手で…」という方もご安心ください。

浅羽カレイは、煮付け以外にも美味しく食べる方法がたくさんあります。

特に、油を使った調理法は、浅羽カレイ特有の水っぽさをカバーし、臭みも気にならなくなるので非常におすすめです。

浅羽カレイアイコンカリッとジューシー!「唐揚げ」

カリッとジューシー!「唐揚げ」

魚嫌いなお子様でもパクパク食べてくれるのが「唐揚げ」です。

浅羽カレイの水っぽさが、逆に「中はジューシー」という長所に変わります。

高温で揚げることで皮目の臭みも飛び、香ばしさが食欲をそそります。骨まで愛せる美味しさですよ。

  1. 切り身の水分を拭き取る
  2. 塩コショウと片栗粉をまぶす
  3. 170℃の油で揚げる
  4. 一度取り出して2度揚げにする

クセが苦手な子どもでも食べやすく、大きな背骨も比較的簡単に取り除けるため、家族向けの料理にぴったり。

下味をはっきり付けることで旨味が増し、冷めても美味しいのでお弁当にも向いています。

小骨をしっかり2度揚げすることで、カルシウムも摂取できます。

浅羽カレイアイコンリッチな味わい「バター醤油ムニエル」

リッチな味わい「バター醤油ムニエル」

下処理して水気を拭いたカレイに塩コショウをし、小麦粉を薄くはたいてバターで焼きます。

小麦粉の膜が旨味と水分を閉じ込め、バターのコクが淡白な身にリッチな味わいをプラスしてくれます。

仕上げに鍋肌から醤油をたらして焦がせば、バター醤油の香りがたまりません。ご飯にもパンにも合う一品です。

  • 水気を拭いた切り身に塩コショウを振る
  • 切り身に小麦粉をまぶす
  • 余計な粉はよく落とす
  • フライパンを熱し多めのバターを溶かす
  • 切り身を入れて両面焼く
  • 仕上げに鍋肌から醤油をたらす

水っぽい身質も、粉を軽くまぶして焼くことで表面に香ばしさが生まれ、風味豊かな一品に仕上がります。

フライパンひとつで簡単に作れるため、夕飯の主菜としても手軽で人気の高い調理法です。

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浅羽カレイは「まずい」?評判を覆す下処理のコツと絶品煮付けレシピ まとめ

浅羽カレイは「まずい」?評判を覆す下処理のコツと絶品煮付けレシピ まとめ

「浅羽カレイ、なんか『まずい』って聞くし…」そう思っていませんか?

スーパーでも安価で手に入る魚ですが、ネット上では「水っぽい」「臭い」という声もあり、どう料理しようか悩む方も多いようです。

実は浅羽カレイは「まずい」魚ではなく、その特徴を理解し、ちょっとした工夫をするだけで、絶品の食卓に変えることができるのです。

なぜ浅羽カレイは「まずい」と言われてしまうのか?

浅羽カレイが「まずい」と言われる主な原因は、他のカレイに比べて身の水分量が多いことと、皮目のぬめりや血合いに由来する独特のクセにあります。

そのまま調理すると、水分が出て味が薄まったり、臭みが強調されたりしてしまうため、それが誤解を生む原因となっているのです。

釣果を美味しく変える!劇的「3つの下処理」

浅羽カレイを美味しく食べるための最大のポイントは、この「水っぽさ」と「臭み」を徹底的に取り除く下処理にあります。

釣った魚を美味しくいただくために、面倒がらずに必ず実践しましょう。

  • ウロコとぬめりを徹底除去
  • 身を引き締める「振り塩」
  • 臭みを流し、旨味を封じ込める「霜降り(湯通し)」

浅羽カレイは身が薄いため、火を通す料理で旨さが際立つ魚です。特に相性で良いのが煮付け。

淡泊な味わいの身に、甘辛の煮汁がしっかり絡むことで、うま味が強調されます。

煮崩れしにくく扱いやすいのも魅力です。

短時間で煮上げることで、ふっくらとした仕上がりになります。

黄金比率(2切れ分目安):水100ml、酒100ml、醤油大さじ3、みりん大さじ3、砂糖大さじ2

魚から出る水分を計算に入れ、煮汁は少なめ・濃いめに設定する。

身が柔らかい浅羽カレイは、鍋で煮ると煮崩れしやすいのが難点。そこでおすすめなのが、魚が重ならないサイズのフライパンを使うことです。

落し蓋をすることで、少ない煮汁でも全体に味が均一に染み渡り、魚が動くのを防いでくれます。

強火で煮立たせ、アクを取りながら中火で5~7分、煮汁を回しかけながら短時間で仕上げるのがポイントです。

煮付け以外も絶品!おすすめの食べ方

  • カリッとジューシー!唐揚げ
  • 水っぽさをカバーする「バター醤油ムニエル」

「まずい」と敬遠されがちな浅羽カレイも、正しい下処理と調理法を知っていれば、食の楽しみをさらに広げてくれる素晴らしいターゲットです。

安価で手に入りやすい魚だからこそ、ご家庭で絶品の浅羽カレイ料理を味わってみてください。

きっとあなたの食卓の定番になるはずですよ!

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浅羽カレイは「まずい」?評判を覆す下処理のコツと絶品煮付けレシピ FAQ

「唐揚げ」や「ムニエル」がおすすめです! 浅羽カレイは骨が柔らかいので、じっくり揚げれば骨せんべいのようにバリバリ食べられます。バター醤油味のムニエルなら、お魚特有の匂いも消えてご飯によく合いますよ。
どうしても時間がなければ「振り塩」だけでも行ってください! 両面に塩を振って15分置き、出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。これだけで臭みの7〜8割は取れますし、身が締まって調理しやすくなります。
スーパーで売られている浅羽(アサバ)カレイの切り身を選ぶ際、最も重要なポイントは「トレーの中に赤い汁(ドリップ)が出ていないか」と「身に透明感があるか」の2点です。浅羽カレイは、カレイ類の中でも特に「水分含有量が多い」という特徴があります。そのため、鮮度が落ちるスピードが他の魚よりも早く、時間が経つにつれて身の保水力が弱まり、水分が外へ流れ出してしまいます。

 
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