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ヌマ(カワ)ガレイはまずい?田んぼいるの?食べ方は?

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ヌマ(カワ)ガレイはまずい?田んぼいるの?食べ方は?
 

「川に棲むカレイ」をご存知ですか?別名「カワガレイ」とも呼ばれる「ヌマガレイ」です。

その生息地は海だけでなく、汽水域から川、さらには田んぼ近くの用水路まで幅広です。

少しクセのあるその生態も含めて釣りの面白さを感じさせてくれる魚でもあります。

この記事では、「ヌマガレイはまずいの?」「本当に田んぼにいるの?」「美味しいの?」

を、釣り人ならではの視点で詳しくご紹介します。

 
 

そもそも「ヌマ(カワ)ガレイ」とは?どんな魚なの?

そもそも「ヌマ(カワ)ガレイ」とは?どんな魚なの?

ヌマガレイ(別名:カワガレイ)とは、カレイの仲間でありながら、海だけでなく汽水や川のような純淡水域にまで生息するカレイです。

一般的なカレイとは異なる生態と環境に適応しており、釣り人の間では「変わり種のカレイ」として知られています。

その特有の生態や食性から、釣り人にとっては身近なターゲットでありながら、少しユニークな存在と言えるでしょう。

 

ヌマガレイアイコン生態と特徴

生態と特徴

ヌマガレイは、カレイ目・カレイ科に属するカレイの一種です。

河川の下流域や湖沼といった、比較的流れの穏やかな淡水域に生息することから名付けられました。

一方、「カワガレイ」という呼び名も同様に、ヌマガレイが「川」にも生息することを示しています。

体長 大型は80cmを超える
生息域 河川の中下流域や海につながった湖沼
分布 福井県、霞ヶ浦以北
食性 多毛類や小型甲殻類 など
特徴 背、臀、尾ビレに黒色帯
体の表面 多数の骨質の瘤状突起
漢字 沼鰈
地方名 カワガレイ、タカノハガレイ、ガサガサガレイ など
 

ヌマガレイアイコンヌマガレイの見分け方

ヌマガレイの見分け方

ヌマガレイは、左側に両目が寄っている「左向き」のカレイで、ザラザラしたイボのような骨片、不規則な斑点模様、淡水・汽水域での生息などで見分けることができます。

一番の特徴は、腹側を下にしたときに、頭の位置が「左を向く」ことで判別がつきます。

これは、ヒラメと同じ向きになり、カレイ類の中では特殊な形状です。

本来カレイ類は「右向き」が正常種です。

ヌマガレイが「左向き」なのは、奇形が原因で海外のヌマガレイは「右向き」の種も存在します。

日本近海は、ほぼ100%が左に目があり、正常型の方は、ほぼ存在しないという状況になっています。

ヌマガレイアイコン田んぼにいるの?

田んぼにいるの?

ヌマガレイは田んぼ(水田)そのものには生息していません。

ただし、田んぼにつながる農業用水路には生息する可能性があります。

特に、海に近い地域の用水路や、河川と直接つながっている水路では、ヌマガレイが遡上してくることがあります。

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ヌマ(カワ)ガレイはまずい?食用にできますか?

ヌマ(カワ)ガレイはまずい?食用にできますか?

ヌマガレイ(カワガレイ)は「泥臭そう」「川魚みたいでまずそう」といった名前のイメージが強く、一般流通が少ないことから、食用魚としての認知度が低いのが現状です。

そのため、釣り人以外にはほとんど知られておらず、「あまり食べる魚ではない」と思われがちです。

実際には食用として十分価値のある魚なのに「知る人ぞ知る魚」の地位に留まっています。

 外道扱いの“沼ガレイ”

野食ハンター茸本朗様

ヌマガレイアイコン臭くないの?

臭くないの?

ヌマガレイの体表は、カレイ類独特の匂いがあり、臭みを抑えるには、釣った後の「血抜き」「脳締め」を施し適切に保冷することです。

自然死させると独特の臭みが出ることがあるため、活け締めものを調理するのが良いとされています。

ただし、生息環境による匂いの違いがあるため、なるべく海水域で獲れたものが無難です。

ヌマガレイアイコンその味は?まずい?

その味は?まずい?

ヌマガレイはまずいということはなく、新鮮なものであれば刺身で美味しく、唐揚げやフライなど様々な料理で楽しむことができる食用魚です

特に鮮度の良いものは刺身で美味しくいただけます。

釣り人としては、この魚の真価を知って適切に利用することで、より豊かな釣りライフを送ることができるでしょう。

ヌマガレイアイコン唐揚げ

唐揚げ

ヌマガレイの唐揚げは、身の淡白さと揚げた衣の香ばしさが絶妙にマッチして、非常におすすめの食べ方です。

高温で揚げることで、独特の匂いがよい風味に変わり、カリッと揚がった衣の食感がたまらない一品です。

骨も比較的柔らかく、骨せんべいとして丸ごと美味しくいただけるのも魅力の一つです。

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ヌマ(カワ)ガレイはまずい?田んぼいるの?食べ方は?まとめ

ヌマ(カワ)ガレイはまずい?田んぼいるの?食べ方は?まとめ

「田んぼのそばで釣れたカレイって食べられるの?」と思ったことはありませんか?

それ、もしかするとヌマガレイ(カワガレイ)かもしれません。

海水魚のイメージが強いカレイですが、このヌマガレイは淡水や汽水域にも適応する珍しい種類で、北海道や東北では用水路や河川の下流域、汽水湖などでよく見られます。

実際には「田んぼにいる」というより、田んぼに隣接する用水路や海につながる湖沼などに生息しているのが特徴です。

名前の由来は、その生息場所である「沼」や「川」からきています。

河川の下流域や湖沼といった、比較的流れの穏やかな淡水域に生息することから名付けられました。

ヌマガレイは、左側に両目が寄っている「左向き」のカレイで、ザラザラしたイボのような骨片、不規則な斑点模様、淡水・汽水域での生息などで見分けることができます。

一番の特徴は、腹側を下にしたときに、頭の位置が「左を向く」ことで判別がつきます。

これは、ヒラメと同じ向きになり、カレイ類の中では特殊な形状です。

本来カレイ類は「右向き」が正常種です。

ヌマガレイが「左向き」なのは、奇形が原因で海外のヌマガレイは「右向き」の種も存在します。

日本近海は、ほぼ100%が左に目があり、正常型の方は、ほぼ存在しないという状況になっています。

ヌマガレイは、生息環境による匂いの違いがあるため、なるべく海水域で獲れたものが無難です。

生息環境による水質の影響と下処理の不備が「まずい」「臭い」と感じる主な原因です。

新鮮なものであれば刺身で美味しく、唐揚げやフライなど様々な料理で楽しむことができる食用魚です

  • 鮮度がよけれな刺身
  • 煮付け
  • 刺身を作った後のの骨で唐揚げ

市場には並ばず、多くの釣り人から敬遠されてきたヌマガレイ。

しかし、その正体と正しい付き合い方を知れば、これほど面白いターゲットはいません。今まで「外道だ…」とリリースしていた魚が、あなたの食卓を豊かにする最高のご馳走に変わる。

そんな釣りの新たな喜びを、ぜひ体験してみてください。食わず嫌いは、本当にもったいないですよ!

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ヌマ(カワ)ガレイはまずい?田んぼいるの?食べ方は?FAQ

ヌマガレイは、市販のカレイ釣りの仕掛けなどで比較的簡単に釣れることがあります。ルアーでも釣れるのでゲーム性があります。根気よく探してみるのがコツです。
「まずい」と言われがちなのは、生息環境と泥臭いその名前のイメージによる誤解が多いからです。実際には、適切な調理をすれば、淡白な白身が美味しいという声もあります。
カレイの「旬」は、脂が乗って身が美味しくなる時期と、子持ちで卵を楽しめる時期があります。カワガレイの産卵期は、地域によって差がありますが、概ね冬から春にかけてです。産卵期は海水域へ下るため匂いの影響やクセも少なくオススメです。

 
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