釣りをしていると突然現れる「カタクチイワシ」の群れ。
簡単に、おみやげ魚が手に入り嬉しい限りですが、
新鮮なカタクチイワシが手に入った時、ついつい食べ過ぎてしまうこと、ありますよね?
この記事では、鮮度抜群のカタクチイワシを、味わい尽くす食べ方や栄養と注意点も詳しく解説していきます。
美味しいカタクチイワシも、食べ過ぎには注意が必要なんです。
カタクチイワシは、人の利用以外でも、生態系において食物連鎖のうえで重要な役割を担う魚です。
日本全国の沿岸を回遊する、比較的小型の魚です。煮干しやしらす干しなどの加工食品としてもよく利用され、私たちの食卓に欠かせない魚の一つです。
カタクチイワシは、マイワシやウルメイワシと共に、国内における単に「イワシ」と呼ぶ場合に含まれ、「イワシ三種」の一種になります。
カタクチイワシは、ニシン目カタクチイワシ科に属する海水魚です。
口が大きく開き、下顎よりも上顎の方が大きく発達し、片側にしか口がないように見えることから、名付けられました。
体長 | 大きくとも20cmまで |
---|---|
体色 | 背側が青灰色、腹側が銀白色 |
体型 | 細長く紡錘形 |
生息域 | 沿岸の表層~中層を回遊 |
食性 | プランクトン |
特徴 | 下あごが垂れ下がる程口が大きく開く |
漢字 | 片口鰯 |
カタクチイワシとマイワシは、見た目や食味、利用方法が異なるイワシの仲間です。
食卓では、用途に合わせた調理法を選ぶことで、それぞれの魚の魅力を引き出すことができます。
カタクチイワシ | マイワシ | |
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分類 | ニシン目カタクチイワシ科 | ニシン目ニシン科 |
体長 | 大きくとも20cmまで | 30cm前後まで成長 |
体色 | 背側が青灰色、腹側が銀白色 | 背側が青緑色、腹側が銀白色 |
特徴 | 下あごが垂れ下がる程口が大きく開く | 体側に黒い斑点のあるタイプもいる |
腹の稜鱗(ゼイゴ) | ある | ある |
漢字 | 片口鰯 | 真鰯、真鰮 |
和名の由来 | 片方にしか口がない様に見える | もっとも一般的な鰯という意味 |
カタクチイワシとウルメイワシは、どちらも美味しく食べられるイワシですが、見た目や食感、適した料理が異なります。
釣り場で瞬時に見分けられるようになれば、釣りの幅が広がり、食卓も豊かになります。
カタクチイワシ | ウルメイワシ | |
---|---|---|
分類 | ニシン目カタクチイワシ科 | ニシン目ウルメイワシ科 |
体長 | 大きくとも20cmまで | 30cm前後まで成長 |
体色 | 背側が青灰色、腹側が銀白色 | 背側が藍色、腹側が銀白色 |
特徴 | 下あごが垂れ下がる程口が大きく開く | 目が大きく脂瞼(しけん)がある |
ウロコ | 円形をした「円鱗」 | カタクチよりも細かいウロコ |
漢字 | 片口鰯 | 潤目鰯、宇留女鰯 |
主な加工品 | 畳イワシ、アンチョビ | 目刺し、丸干し |
カタクチイワシは美味しく、栄養価も高い食品ですが、痛風の原因になるプリン体含有量が多いことを考慮し、食べ過ぎには注意が必要です。
1日に食べる量を調整したり、他の食品とのバランスを考えたりすることで、健康的にカタクチイワシを楽しむことができます。
また、定期的な健康診断で尿酸値をチェックすることも重要です。
カタクチ/100g | 生 | 煮干し |
---|---|---|
kcal | 171 | 298 |
タンパク質 | 18.2g | 64.5g |
脂質 | 12.1g | 6.2g |
炭水化物 | 0.3g | 0.3g |
鉄 | 0.9mg | 18.0mg |
カルシウム | 60mg | 2,200mg |
塩分相当量 | 0.2g | 4.3g |
イワシ類にはプリン体も多く含まれています。
痛風や高尿酸血症の方は、プリン体の過剰摂取を避けるために、イワシの摂取を控えることが推奨されています。
また、加工品の煮干しには、塩分も多く含まれているため、一度に大量の摂取は控えることが重要です。
釣りたての新鮮なカタクチイワシは、様々な調理法で美味しくいただけます。
鮮度を活かした刺身や、ビールのお供に最適な唐揚げ、おしゃれなオイルサーディン風など、ぜひ色々なレシピに挑戦してみてください。
ただし、食べ過ぎには注意し、適量を守って、カタクチイワシの美味しさを存分に味わいましょう。
へんな魚おじさんの寝言様
カタクチイワシの刺身は、釣り人だけが味わえる特別な一品で、鮮度管理と丁寧な下処理を徹底することで、スーパーでは決して味わえない、極上の味を楽しむことができます。
ぜひ、自分で釣ったカタクチイワシで、至福の刺身を味わってみてください。
ただし、アニサキスなどの寄生虫のリスクも考慮し、しっかりと確認してから食べるようにしましょう。
アニサキスは-20℃24時間以上の冷凍で対処もできます
自家製のカタクチイワシのオイルサーディンは、釣り人だからこそ味わえる贅沢な一品です。
鮮度を活かした素材の旨味、自分好みの味付け、長期保存が可能というメリットがあり、食卓を豊かにしてくれること間違いなしです。
ぜひ、釣ったカタクチイワシで、絶品オイルサーディン作りに挑戦してみてください。
缶詰の味とでは雲泥の差があります
カタクチイワシの甘露煮は、骨まで柔らかく、カルシウムもたっぷり摂れる栄養満点な保存食です。
釣りすぎたカタクチイワシを無駄なく活用でき、ご飯のお供やお弁当のおかず、お酒の肴にもぴったりです。
甘く芳醇な香りが漂う一品です
カタクチイワシのから揚げは、釣りたての新鮮な魚の旨味を活かし、カリッとジューシーに仕上がる絶品料理です。
簡単な下処理と揚げるだけの手軽さで、釣り後のご褒美としても大変おすすめです。
香ばしさとほろ苦さがビールと相性抜群です
カタクチイワシは、栄養満点で美味しい魚ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
特に、プリン体やアニサキスといった成分・寄生虫には注意が必要です。
しかし、適切な量を守り、調理法に気を付ければ、安心して美味しく食べることができます。
食べ過ぎは痛風のリスクがあることを意識しましょう
カタクチイワシはニシン目カタクチイワシ科に属する小型の回遊魚で、多くの魚の餌となる重要な存在です。
マイワシやウルメイワシと見た目が似ていますが、口の形や体型で見分けることができます。
1日の摂取量を守り、食べ過ぎないようにしましょう
釣りたての新鮮なカタクチイワシは、様々な調理法で美味しくいただけます。
適量を守って、カタクチイワシの美味しさを存分に味わいながら、ぜひ色々なレシピに挑戦してみてください。
釣りをしていると突然現れる「カタクチイワシ」の群れに遭遇するとあっという間に大漁。
鮮度管理と丁寧な下処理を徹底することで、スーパーでは決して味わえない、極上の味を楽しむことができます。
1日に食べる量を調整し、他の食品とのバランスを考えることで安心して食べることができます。
釣り人だからこそ、味わえる贅沢な一品を、ぜひお楽しみください。
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