1. ホーム
  2. 魚種別
  3. イカの内臓白いものは危険?

イカの内臓白いものは危険?加熱で食べられる?食べてはだめ?

 当サイトはPRを含みます
イカの内臓白いものは危険?加熱で食べられる?食べてはだめ?
 

スーパーで買ってきたイカをいざ捌こうとした時、中から「見たこともない白い塊」が出てきたら、誰だって手が止まってしまいますよね。

特に最近はSNSやニュースで「イカの精莢(せいきょう)が口に刺さった」「アニサキスで激痛」

といった情報も目にするため、「これって食べて大丈夫なやつ?」「もしかして毒?」と不安になるのも無理はありません。

実は、イカの体内にある白いものの正体は、そのイカがオスかメスかによって全く異なります。

そして、「美味しいご馳走」である場合もあれば、生で食べると病院送りになる「非常に危険なもの」である可能性も。

この記事では、ブログのプロが読者の不安を先回りして、イカの内臓の正体と安全な食べ方を徹底解説します。

 
 

イカの内臓の白いものはオスとメスでは危険度が違う

イカの内臓の白いものはオスとメスでは危険度が違う

イカの内臓にある「白いもの」を判別する第一歩は、そのイカの性別を意識することです。

ここで重要なのは、「食べても無害な白」と「生で食べると攻撃してくる白」があるということ。

特にオスの特定部位に関しては、鮮度が良すぎることが仇となり、私たちの体に物理的なダメージを与えてくることがあります。

参考:J-Stage:イカの精莢による口腔粘膜刺創
 

イカの精莢アイコンメスの内臓の白いもの

メスの内臓の白いもの

メスを捌いたときに見える白いものは、主に「卵巣」や「卵(らん)」、そして卵を包むための粘液を出す「包卵腺(ほうらんせん)」という器官です。

これらは基本的に危険性はなく、加熱することで非常に美味しく食べられる部位です。

見た目が少しグロテスクに感じることもありますが、毒性はありません。

  • 正体:卵巣、または包卵腺(イカチチ)
  • 見た目:乳白色の塊や、少し透明感のあるツブツブ状
  • 安全性:高い。加熱すればプチプチとした食感や濃厚な味わい

イカの精莢アイコンオスの内臓の白いもの

オスの体内にある白い塊は、いわゆる「白子(精巣)」です。

タラやフグの白子と同様に、非常に濃厚でクリーミーな味わいが特徴の高級部位として知られています。

しかし、この白子のすぐ近くには、「精莢」という危険な部位が併設されているため、オスを捌く際は最も注意が必要です。

  • 正体: 精巣(白子)
  • 見た目: つるんとした質感の白い塊
  • 安全性: 白子自体の周囲にある「細長い糸状のもの」は注意

イカの精莢アイコンイカの精莢

イカの精莢

イカの「食べてはいけない部分」として、オスが持つ「精莢(せいきょう)」というものが存在します。

これは精子が入ったカプセルで、半透明の細長い袋状の構造をしております。

物理的な刺激によって、先端から微細な「やり(精莢内矢)」が勢いよく飛び出す仕組みになっています。

これが口の中で起こると、舌や歯茎、頬の内側などの粘膜に多数の小さな「やり」が突き刺さります。

刺さると、チクチクとした激しい痛み、灼熱感、異物感などが生じます。

ひどい場合は、炎症を起こしたり、口腔外科手術が必要の場合もあります。

  • 正体: 精子が入った装置(カプセル)
  • 見た目: 数センチ程度の細長い、白い糸や針のような形
  • 危険性: 生食は非常に危険。口の中に刺さる

 イカの精子袋を潰すと

ヘビフロッグch様

 イカの内臓白いものは危険?目次へ戻る

イカの内臓は食べられるか?食べてはだめ?

イカの内臓は食べられるか?食べてはだめ?

「イカの内臓は全部捨てている」という方も多いですが、実はイカは捨てるところがほとんどないと言われるほど、内臓も優秀な食材になります。

ただし、どの部位でも無条件に安全というわけではなく、鮮度や状態によって判断する必要があります。

特に家庭で捌く場合、「美味しい内臓」と「衛生的にリスクのある内臓」を明確に分ける必要があります。

イカの精莢アイコン捨てたほうがいい内臓

家庭で調理する際に潔く捨てるべきなのは、「軟甲」「胃袋」「目玉」「クチバシの硬い部分」「精莢」です。

それ以外でも、「強い生臭さ」や「変色」している部位など、少しでも不安があれば廃棄する判断が合理的です。

内臓は筋肉部分よりも劣化が早く、見た目が正常でも内部で劣化が進んでいることがあります。

  • 軟甲、胃袋
  • 目玉、クチバシの硬い部分
  • 精莢、生臭い部分、変色

イカの精莢アイコン食べられる内臓

内臓を食べるかどうかの判断基準は、第一に「鮮度」、第二に「部位」、そして第三に「有加熱」です。

なぜなら、内臓は最も腐敗が早く、また寄生虫であるアニサキスが身の方へ移動する際の中継地点にもなるからです。

安全に、かつ美味しくイカを堪能するために、食べるべきものと捨てるべきものを整理しておきましょう。

  • 肝(ゴロ)、白子、卵
  • 口球(トンビ)、目の周辺
  • 漏斗廻り、墨袋

イカの精莢アイコン食べる場合は加熱処理

食べる場合は加熱処理

内臓を食べる際の鉄則は、「迷ったら加熱」することです。

イカの内臓にはアニサキス以外にも食中毒を引き起こす菌が付着している可能性がありますが、これらは十分な加熱(中心部70℃以上)で死滅します。

また、前述した恐怖の「精莢」も、火を通せばタンパク質が変性して機能が失われるため、刺さる心配はなくなります。

  • 加熱のメリット: 寄生虫(アニサキス)の死滅、精莢の無力化、殺菌
  • おすすめの調理法: 味噌煮、ガーリックバター炒め、ホイル焼き
  • 注意: レア状態(半生)は内臓料理においてはリスクが高い
 イカの内臓白いものは危険?目次へ戻る

イカの内臓白いものは危険?加熱で食べられる?食べてはだめ?まとめ

イカの内臓白いものは危険?加熱で食べられる?食べてはだめ?まとめ

釣ったイカやスーパーの丸ごと1杯を捌いていると、必ずと言っていいほど遭遇するのが「謎の白い塊」です。

「寄生虫?」「毒?」と不安になりますが、正体がわかれば怖くありません。

「イカの内臓にある白いもの」は、種類によって“食べられるもの”と“危険なもの”がはっきり分かれます。

特に問題になるのが、オスのイカにある「精莢(せいきょう)」です。

これは精子が入ったカプセル状の生殖器官で、刺激を受けると中身が射出され、口の粘膜に刺さって痛みやケガを起こす危険があります。

実際に口腔粘膜に刺さった報告もあり、場合によっては医療処置が必要になるケースもあります。

一方で、メスの白い内臓(包卵腺など)は食用可能な部位で、地域によっては珍味扱いされます。

ただし、生食は寄生虫リスクがあるため注意が必要です。

イカや魚介類にはアニサキスなどの寄生虫が存在する可能性があり、生や加熱不足の状態で食べると食中毒の原因になります。

安全にイカの内臓を食べる基本は、「内臓を生食しない」「十分に加熱する」です。

「せっかくのイカを台無しにしたくない」なら、迷わず加熱調理を選びましょう。

火を通せば精莢の攻撃機能もアニサキスの脅威も消失し、内臓の旨味だけを安全に堪能できます。

  • 白いものの正体を見極める
    • なめらかな塊 = 白子・卵(加熱で美味!)
    • 細長い針状・糸状 = 精莢(生食は刺さる危険あり!)
    • 渦を巻く白い糸 = アニサキス(食中毒の危険!)
  • オスの「精莢」は物理的に危険
    • 毒ではなく「刺さる」のが問題
    • 生食中に舌や頬に刺さると、ピンセットでの除去や外科処置が必要
  • 「加熱」が最強の解決策
    • 70℃以上の加熱で、精莢のバネ装置もアニサキスも完全に無力化
  • 迷ったら捨てるべき部位
    • 胃袋や目玉、そして正体不明の糸状のものは潔く除去
 イカの内臓白いものは危険?目次へ戻る

イカの内臓白いものは危険?加熱で食べられる?食べてはだめ?FAQ

はい、しっかり火を通せば安全に食べられます!最大の防御策は「加熱」です。70℃以上で加熱すれば、アニサキスは死滅し、口に刺さる恐れのある「精莢」もタンパク質が固まって無力化されます。煮付けやホイル焼きなど、芯まで熱が通る調理法なら、内臓のコクを安全に楽しむことができます。

激しい腹痛や口の中の痛みがあれば、すぐに病院へ。アニサキスだった場合: 数時間後に激しい腹痛や吐き気が来ることがあります。精莢が刺さった場合:口の中にチクッとした痛みや違和感が出ます。 もし違和感がある場合は無理に自分で処置せず、消化器科や歯科を受診し「イカの内臓を食べた」と伝えてください。

イカの種類に関わらず、すべてのイカにおいて「精莢(せいきょう)」には注意が必要です。私たちが普段口にする多くのイカ(スルメイカ、ヤリイカ、アオリイカなど)は共通の生殖システムを持っており、鮮度が良ければどの種類でも「刺さる」リスクがあります。

 
遊漁船のイメージ
 
 

Page Top

Copyright © AZU. All rights reserved.