スーパーで買ってきたイカをいざ捌こうとした時、中から「見たこともない白い塊」が出てきたら、誰だって手が止まってしまいますよね。
特に最近はSNSやニュースで「イカの精莢(せいきょう)が口に刺さった」「アニサキスで激痛」
といった情報も目にするため、「これって食べて大丈夫なやつ?」「もしかして毒?」と不安になるのも無理はありません。
実は、イカの体内にある白いものの正体は、そのイカがオスかメスかによって全く異なります。
そして、「美味しいご馳走」である場合もあれば、生で食べると病院送りになる「非常に危険なもの」である可能性も。
この記事では、ブログのプロが読者の不安を先回りして、イカの内臓の正体と安全な食べ方を徹底解説します。
イカの内臓にある「白いもの」を判別する第一歩は、そのイカの性別を意識することです。
ここで重要なのは、「食べても無害な白」と「生で食べると攻撃してくる白」があるということ。
特にオスの特定部位に関しては、鮮度が良すぎることが仇となり、私たちの体に物理的なダメージを与えてくることがあります。
参考:J-Stage:イカの精莢による口腔粘膜刺創
メスを捌いたときに見える白いものは、主に「卵巣」や「卵(らん)」、そして卵を包むための粘液を出す「包卵腺(ほうらんせん)」という器官です。
これらは基本的に危険性はなく、加熱することで非常に美味しく食べられる部位です。
見た目が少しグロテスクに感じることもありますが、毒性はありません。
オスの体内にある白い塊は、いわゆる「白子(精巣)」です。
タラやフグの白子と同様に、非常に濃厚でクリーミーな味わいが特徴の高級部位として知られています。
しかし、この白子のすぐ近くには、「精莢」という危険な部位が併設されているため、オスを捌く際は最も注意が必要です。
イカの「食べてはいけない部分」として、オスが持つ「精莢(せいきょう)」というものが存在します。
これは精子が入ったカプセルで、半透明の細長い袋状の構造をしております。
物理的な刺激によって、先端から微細な「やり(精莢内矢)」が勢いよく飛び出す仕組みになっています。
ヘビフロッグch様
「イカの内臓は全部捨てている」という方も多いですが、実はイカは捨てるところがほとんどないと言われるほど、内臓も優秀な食材になります。
ただし、どの部位でも無条件に安全というわけではなく、鮮度や状態によって判断する必要があります。
特に家庭で捌く場合、「美味しい内臓」と「衛生的にリスクのある内臓」を明確に分ける必要があります。
家庭で調理する際に潔く捨てるべきなのは、「軟甲」「胃袋」「目玉」「クチバシの硬い部分」「精莢」です。
それ以外でも、「強い生臭さ」や「変色」している部位など、少しでも不安があれば廃棄する判断が合理的です。
内臓は筋肉部分よりも劣化が早く、見た目が正常でも内部で劣化が進んでいることがあります。
内臓を食べるかどうかの判断基準は、第一に「鮮度」、第二に「部位」、そして第三に「有加熱」です。
なぜなら、内臓は最も腐敗が早く、また寄生虫であるアニサキスが身の方へ移動する際の中継地点にもなるからです。
安全に、かつ美味しくイカを堪能するために、食べるべきものと捨てるべきものを整理しておきましょう。
内臓を食べる際の鉄則は、「迷ったら加熱」することです。
イカの内臓にはアニサキス以外にも食中毒を引き起こす菌が付着している可能性がありますが、これらは十分な加熱(中心部70℃以上)で死滅します。
また、前述した恐怖の「精莢」も、火を通せばタンパク質が変性して機能が失われるため、刺さる心配はなくなります。
釣ったイカやスーパーの丸ごと1杯を捌いていると、必ずと言っていいほど遭遇するのが「謎の白い塊」です。
「寄生虫?」「毒?」と不安になりますが、正体がわかれば怖くありません。
「イカの内臓にある白いもの」は、種類によって“食べられるもの”と“危険なもの”がはっきり分かれます。
一方で、メスの白い内臓(包卵腺など)は食用可能な部位で、地域によっては珍味扱いされます。
ただし、生食は寄生虫リスクがあるため注意が必要です。
イカや魚介類にはアニサキスなどの寄生虫が存在する可能性があり、生や加熱不足の状態で食べると食中毒の原因になります。
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